神社検定の試験に合格するためには、公式テキストの2冊以上の読破が必要です。 実際に読み始めると、興味の持てる箇所もあれば退屈なテーマもあります。 そこで、各テーマの概要をブログの記事にして読み続けることで、退屈なテーマ学習の一助になるように考えて、また自分のおさらいをも含めてサラッと記事にしてみた。
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金毘羅神社と富士浅間神社のお話です。
どういう分けか、ともに学生時代のことを思い出しちゃいました。
1)金毘羅神社
セオウル号事件は実に悲惨な事故、人災でした。
海上交通の安全は現在でも重要なことです
いわんや古代においておやですよ。
【 金毘羅宮 】
金毘羅さんは四国香川県にあります。
古代の瀬戸内の海上交通の安全を司る神様です
現在は、瀬戸内にとどまらず世界の海が対象でせう
【 海上自衛隊 輸送艦4002しもきた
艦内神社に金毘羅宮が祀られているそうな 】
ご祭神は大物主神と崇徳天皇
大物主神は大国主命の和魂という存在です
ちょっと分かり難いかもしれませぬな。
伊勢神宮「内宮のご正殿に祀られている天照大御神には
感謝をお祈り申し上げるのみ、
願い事はその荒魂が祀られている荒祭宮にせよ!」
て聞いたことありませぬか?
時には天変地異を引き起こし、病を流行らせるけれども
逆に人の願いを叶えるパワーを発揮する荒魂
それに対して雨や日の光など、神の優しく平和的な側面
が和魂の表れである。まぁ神道独自の考え方かも
しれませんな。
金毘羅さんは中学の修学旅行で行きましたが
バスガイドさんに「御本宮までの石段785段上がれますか?」と言われ
皆で挑戦し無事たどり着けた記憶があります。
また、帰りのバスで「一段違う階段があったの知ってる?」と聞かれ
「表参道から本宮まで石段を上る中、手水舎の手前で唯一1段下がります」
「そして、それが分かった人には良いことがありますよ」って
【 今なら絶対挑戦しない785段 】
ブログを書いていてどんどん思い出しましたが
そのバスガイドさんは伊予鉄道バスのガイドさんでぽっちゃりした
可愛いらしい人でした。(そのときの写真探しましたよ)
今どうしているかなぁ!
試験には出ませんが、つい思い出話になってしまいました。
2)富士浅間神社
今度は大学生の頃の思い出から・・・・
東京6大学野球の試合(対戦相手はどこでも同じ)で
応援合戦が行われますが、校歌斉唱前に応援団長の口上は
「西の方目向ければ霊峰富士の峰々を仰ぎ・・・」で始まります
この口上が明治大学応援団固有のものか否かは分かりません。
(ちなみに小生は明治大学卒業です)
【 明大応援団チアリーダー部の美女たち
可愛い後輩たちこれからも頑張ってください 】
それはともかく霊峰富士に対する信仰は万葉集にも歌われるほど。
その代表的な神社が富士山本宮浅間大社(静岡県)
俗に浅間さんと云われ、7つの富士登山口に鎮座していたとのこと
山梨県から入る口には北口本宮浅間大社があります
表裏を云わないところが良いですな。
【 富士山本宮浅間神社 】
ご祭神は木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメのミコト)が主祭神
で夫の瓊瓊杵尊、父神の大山祇神(オオヤマズノカミ)と
醜いお姿のため瓊瓊杵尊にふられてしまった姉神の磐長姫命も
祀られています。
木花とは桜だそうですが、美しくも儚い存在ですよ
父神の大山祇神が瓊瓊杵尊に木花開耶姫命と磐長姫命とを
送ったのには、磐長姫命が持つ永遠の命を授けようとしたのですが
送り返してしまったので、如何に天孫の神様と云えども寿命を
受け入れることになってしまわれたと云われています。
【 Google画像で探しましたがどなたかが
木花開耶姫命をイメージした絵です 小生の
イメージではもう少し優しげな目元ですかね 】
しかし、500本もの桜が奉納された境内は美しい桜の名所であり
拝殿右手のしだれ桜は、武田信玄公お手植えの桜の二代目とのこと
英雄色を好むではありませんが、八百万の神様の中で一番の美形の神
ですから信玄ならずともお近づきになりたいと考えますよ。
残念ながら小生ここも未だ参拝していないのです
そのせいか新幹線を頻繁に利用しますが、いつも雲に隠れているような
気がしてなりませぬ。小生に見られるのが恥ずかしいのなら嬉しいです
(そんなわけないだろうと天の声!)
2社とも大きなヤマとはいえないかもしれませんが一応試験範囲
なので目を通しておきませう。
参考
神社検定公式テキスト① P.82 83(金毘羅さん)
P.98 99(浅間さん)
金毘羅神社
http://www.konpira.or.jp/
富士山本宮浅間大社
http://fuji-hongu.or.jp/sengen/
水を司る貴船神社のご祭神 タカオカミノ神(漢字が難しいので・・)
酒を司る松尾大社のご祭神 大山咋神
1)貴船神社
私は水を扱う会社に居ますので、貴船神社はまじめに参拝しました。
「貴船山や鞍馬山のエネルギーが貴船川に流れ込み
ものすごいパワースポットになっている」とのこと
何やらオカルト的な逸話の多い神社です。
【 貴船神社 】
丑の刻(午前1時~3時頃)に憎い相手に見立てた藁人形を
ご神木に五寸釘で打ちつける呪いの儀式「丑の刻参り」(うしのこくまいり)
儀式は奥宮周辺で行われ、今も木に釘の跡が残っています。
本来、「丑の刻参り」とはご祭神のタカオカミノ神が
貴船に降臨されたのが丑年丑月丑日丑刻だと云うことで
人々の心願成就を叶えるという古事が本当で
そそっかしいどこぞの女人が呪いに利用したのでは。
神様も迷惑しているでせうな。
平安時代には丹生川上神社と並び祈雨、止雨の霊験有と
朝廷から崇敬を受けた由緒ある神社なのです。
先ほど、どこぞの女人がと申しましたが
縁結びのご利益もあるそうです
平安時代の歌人和泉式部が夫の浮気に悩んで参拝したところ
夫婦仲が元に戻ったと(テキストに書いてあります)
【 縁結びの磐長姫命が祀られています結社 】
異性との出会いが欲しい方は、どうぞ拝んでくだされ 】
中宮には磐長姫命が祀られています
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)にふられ、嫁入りできなかった磐長姫命が
世の人の良縁を授けようと縁結びの神になったらしいです。
(瓊瓊杵尊は天照大神の孫にあたる神で、天孫降臨を果たし
地上でコノハナサクヤ媛命の美貌に一目惚れし、親に結婚を申込んだ処
姉妹の磐長姫命をも寄越したのですが、醜女であったので
送り返したという古事記の話)
2)松尾大社
水に関する仕事に従事していますが、お酒も大好きなので
松尾大社にも触れておきませう。
実は、貴船神社のご祭神タカオカミノ神と
松尾大社のご祭神大山咋神は兄弟のようです。
【 京都でも最古の神社と云われる松尾大社 】
日本書紀によれば「伊邪那美が火の神カグツチを生んだ際
火傷で死んでしまった。怒りにまかせて伊邪那岐がカグツチを
斬って殺したところ、3柱の神が生まれた」その内の2柱の神
がタカオカミノ神と大山咋神です
松尾大社にはもう一柱中津島姫命も祀られています
この神様は宗像三女神のひとり市杵島姫の別名だそうです。
5世紀頃に渡来人秦氏がこの地を開拓し、総氏神として祀ったので
文武天皇が大宝元年(701年)に社殿を造営されましたという由緒です
宗像三女神のひとり市杵島姫が祀られている点から
渡来人説は説得力がありますな
松尾大社は、平安遷都以降は平安京を守る皇城鎮護の社として崇敬され
「賀茂の厳神、松尾の猛神」と称され、賀茂社と双璧をなしていました
室町時代以降に「日本一酒造神」になりました
酒好きの小生未だ参拝せざるを残念には思いますが
日本酒の消費量UPに日々貢献しておりますので、ご容赦ご容赦。
本殿裏にある神聖な松尾山
昔は禁足地でしたが、現在は許可を得て登ることができるとのこと
近いうちにお参りしたいと思います。
参考
神社検定公式テキスト① P.94~97
松尾大社
http://www.matsunoo.or.jp/
加茂社について
加茂社は2社あります。
一つは上賀茂神社。正式には加茂別雷神社
【 上賀茂神社 】
もう一つは下鴨神社。正式には加茂御祖神社
【 下鴨神社の御手洗社 】
・・・メモ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
下鴨神社では上の御手洗社で行われる「足つけ神事」
で無病息災を祈るつー祭りがあります。
この御手洗はみたらしと云い、私の好物のみたらし団子は
これが起源だということです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
山城国風土記には下鴨神社のご祭神の玉依姫命が
加茂川から流れてきた丹塗りの矢を持ち帰り懐妊し
生まれたのが加茂別雷大神という話が記載されているとのこと
両社とも、平安遷都後に王城鎮護の神社として崇敬された
伊勢神宮の斎宮にならい、嵯峨天皇の御代から400年に渡り
斎王という未婚の皇女が斎院として祭事に従事してきたそうです
京都三大祭の一つ「葵祭」で知られる「加茂祭」が有名ですが、
下鴨神社の境内の森は『源氏物語』にも登場する「糺(ただす)の森」
もまた、都市部にありながら古代山城原野の植生を残す
世界でも希少な森としても有名です。
【 下鴨神社を空から見た写真です
約12万4千平方メートル 広大な森です】
この「糺(ただす)の森」の南隣にマンション建築計画が持ち上がり
侃侃諤諤の議論百出のようです。
そもそも神社というはお守りやおみくじなどの販売や賽銭
祈祷料、結婚式などが収入の柱で、普段の経費は賄えても
20年に1度の式年遷宮といった大事業は寄付金に頼らざるを得ないのです。
京都市も景観に配慮したものであればと理解を示しています。
私もやむを得ないことだと思いますが、
下鴨神社はそれだけの資産価値のある土地を所有していますので
こういう方法も可能ですが、地方の神社はどうすれば良いか?
神道は宗教というカテゴリーにあり憲法で国の関与を認めていません
今後、遷宮などという金銭のかかる事業をなしえない神社が
出てきても指をくわえているしかできないのは疑問ですな。
神社建築物は宗教的概念としてではなく
宮大工という伝統的建築技術・技能という点から
国庫の補助を認めてほしいものです。
参考
神社検定公式テキスト① P92. 93
上賀茂神社
http://www.kamigamojinja.jp/
下鴨神社
http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
ほんとうにデカかった出雲大社
神社に関して出雲大社への理解は重要です。
平成25年に60年に一度という出雲大社の「本殿遷座祭」があり
翌26年には宮司の千家家と高円宮の典子さまとの
ご結婚で話題にもなりました。
記紀神話でも大きなヤマの一つですから
きちんと整理しておきませう。
・・メモ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出雲大社の参道を歩くと、伊勢神宮とは別の
雰囲気があります。
伊勢がご神域という澄み渡るような雰囲気なら
出雲はそこに人々のコミュニティがあったかの
ような温もりを感じました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出雲大社は「いずもおおやしろ」という呼びかたが正しい。
出雲大社のご祭神である「大国主命」は
自分が造ってこられた国を天照大神に譲ります。
その神徳を称えて、天照大神が神々に造営を命じたのが
「天日隅宮」(あめのひすみのみや)
それが出雲大社本殿ではないかと。
【イメージですが高さは48m、96mという説もあり 】
その規模が壮大であることは古事記にも記されています。
平安時代に書かれた「口遊」(くちずさみ)という書に
「雲太、和二、京三」とあり、当時でもわが国最大の
建築物でありました。
雲太は出雲大社、和二は東大寺大仏殿、京三は太極殿
現在の平安神宮です。
天照大神や大国主命の話は神話だ!
フィクションだ!と笑うなかれ。
平成12年に、境内から遺跡が発掘されました
48メートルの高さと伝えられる神殿の柱が出現したのです。
それも出雲国造家に伝わる神殿の造営図に描かれている
巨木が三本束ねの形で出現したのですからね
・・メモ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
太い所で直径約1.7mの杉材を3本金輪で束ねたもので
残存部は当時の地表面から2mほどの下にあり
まわりに直径20~30cmの石を詰めていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平安時代に既に、出雲大社は東大寺大仏殿より大きい
と言われていましたが、それを裏付ける遺構が
発見されたつーことです
また天照大神は巨大な神殿をプレゼントするだけでなく
御子の「天穂日命」(あめのほひのみこと)に
末永くお祀りするようお命じになりました。
その「天穂日命」の子孫が代々出雲国造家として
84代に渡り宮司をされているのです。
典子さまと結婚された国麿さんは85代目です。
千家家当主になるときには、出雲国造家として
「出雲国造神賀詞」(かむよごと)を天皇陛下に
奏上されます。これは国家的な大イベントです。
また陰暦10月は全国の神様が出雲に集合するため
神無月と言われますが、出雲地方では逆に神有月となっています。
どうでもよござんすが・・・
出雲路を走る一幡電鉄デハニ52形電車
昭和3年の北松江線開通および1930年(昭和5年)の
大社線開通に備え製造された一畑電車オリジナル車両です
中井貴一さん主演の映画
『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』
に登場しました。(小生、残念ながら未だ見てないのです)
参考
神社検定公式テキスト① P90.91
熱田神宮については、少しお話があります。
今日のポイント
・熱田神宮がなぜ神宮の社格を与えられているのか?
・古事記と日本書紀におけるヤマトタケルの漢字の表記
・三種の神器の一つは何か?
まずは、グルメ情報から・・・・
名古屋名物「鰻のひつまぶし」
【一杯目はそのまま、二杯目は薬味と、三杯目は
茶漬けでと、3回楽しめるひつまぶし 】
近年全国的に有名になった「名古屋飯」
そのひとつに鰻のひつまぶしがあります。
グルメ番組で取り上げられる蓬莱軒の本店が
熱田神宮の南にあります。
今や、熱田神宮より有名かもしれませんな。
その熱田神宮のご祭神は「熱田の大神」ですが
それは、草薙の剣を御霊代(みたましろ)とする
天照大御神のこと
【 昔は尾張造り社殿でしたが、明治26年伊勢神宮
と同じく神明造りに建て替えられた 】
【 三種の神器の一つ 草薙の剣だそうです 】
そして草薙の剣とは、素戔嗚命が八岐大蛇を
退治した時に尻尾から出た剣で、皇統を示す
三種の神器の一つです
そのときは、マメノムラクモの剣と云いました
12代景行天皇の皇子「倭健命」
(日本書紀では「日本武尊」と記述されています)
が東征したときにの物語がよく知られています。
倭健命が浦賀水道で乗船が難破しそうになったときに
弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)が
「さねさし 相模の小野に 燃ゆる火の 火中に立ちて
問いし君はも」の歌とともに入水して
海神の怒りを鎮め、命の偉業を助けたという
悲しい生贄の話があります
【 入水する弟橘比売命 】
小生が感じ入ったのは
その物語を語る美智子皇后陛下のお姿です。
皇后さまは仰いました「「いけにえ」という酷い運命を
進んで自らに受け入れながら・・・最も愛と感謝に満たされた
瞬間の思い出を歌っていることに、感銘という以上に
とても強い衝撃を受けました」と。
お二人が戦後初めての沖縄訪問で「ひめゆりの塔」に献花した際
壕に隠れていた左翼過激派が飛び出し
火炎瓶を投げつけるという事件が起きた。
当時警察庁幹部として現場にいた佐々淳行氏は
火炎瓶が投げられた瞬間に
妃殿下が片手を殿下の前に伸ばして守ろうとされた瞬間を
目撃したと語っています。
また、山形県での国体開会式で
両陛下に向けて発煙筒が投げつけられる事件が起きた
この時も異変を察知した皇后陛下は咄嗟に右手を差し出し
陛下を庇おうとした。
わずか数秒の出来事だったが
そのお姿は全国にニュース画として報じられました
【 太平洋の激戦地ペリリュウ島にて慰霊される両陛下 】
まさに、皇后陛下こそ現代の弟橘姫命ではありませんかね。
後段の記述は事実ですが、試験には出ません。
しかし、熱田神宮で倭建命と話が出たら、どうしても触れたかったのです。
お付き合いいただき感謝します。
参考
神社検定公式テキスト① P88.89
熱田神宮
http://www.atsutajingu.or.jp/kaikan/service/
今日は鹿島、香取の両神宮です。
今日のポイント
・鹿島神宮のご祭神は古事記でどのように描かれているか
・香取神宮のご祭神の記述があるのは古事記か?日本書紀か?
鹿島神宮のご祭神の建御雷命はものすごく強い神様です。
出雲の国譲りの時に諏訪大社のご祭神の建御名方神と
力比べをして、圧勝してしまいます。
そのあたりは、実際に古事記を読んでみてください。
【 こんな感じで国譲りを迫った建御雷命
古事記では十束の剣を逆さまに突き立てて
その剣の先っぽに胡坐を組んでとあります 】
古事記では当然、国譲りの大功労神ですが
日本書紀では鹿島の武甕槌大神(タケミカヅチ)
と香取神宮の経津主命(フツヌシ)の2柱の大神が
してのけたこととされています
その功労のためでせうか、鹿島・香取両宮は
伊勢神宮以外で初めて神宮の神号を受けています。
【 東日本震災で倒壊した石造りの鳥居に変り
木製で造りなおされた大鳥居 】
式年大祭(しきねんたいさい)
12年に一度の午年に行われる祭典
鹿島の大神と香取の大神が水上で出会う
鹿島神宮最大の祭り、水上の御船祭りとしては
日本最大の規模を誇る祭りです。
また、ころ両宮には「要石」があり
地震の抑えてくれるという信仰があります
残念ながら、2011年東北で・・・と言ったら
「要石」のお蔭であの程度で済んだと言われました(笑)
【 地震を鎮めるといわれる要石 】
実は鹿島神宮は武道の神様で、我が家の崇敬神社です。
私も武道をたしなみますが、どうして弱いのだろうか?
信仰が足らないからでせうかね。
【 鹿島神宮駅前に立つ剣聖塚原卜伝
ここが武道の聖地であることがわかります 】
【 ちょっとイイ話 】
鹿島神宮のご祭神は国譲りのとき、
諏訪のご祭神であるタケミナカタ命を
出雲から諏訪に追い詰めたということになっています。
東日本地震で宮城県の諏訪神社のご神体が流され
翌年か翌翌年だったか鹿島の浜に流れ着き
鹿島神宮の氏子がこれは何かの因縁ではと
大事に取扱い、元の諏訪神社に戻したという
記事が、鹿島神宮崇敬会員に配られる機関紙「要石」
に紹介されていました。
【 どうでもいいでせうが・・・】
今は見られません!スカ色113系近郊型電車
鹿島神宮、香取神宮、鶴岡八幡宮を結ぶ総武・横須賀線
を走っていました。
今はこちらの電車E217系(Eは東日本のイースト)
どうも失礼しました。
参考
神検定公式テキスト① P76.77
3級の試験には公式テキスト①の他にも
公式テキスト⑧があります。
神社の項目は最低限の情報だけを記して、少し急ぎませう。
1)春日大社
神奈備山として有名な春日山(御笠山みかさやま)の麓に鎮座
ご祭神は武甕槌命様・経津主命、天児屋根命様・比売神で
全部で春日四所明神とも春日大明神とも言っています
【 平成27年は社殿の第60次式年造替を迎える
世界遺産の春日大社・・・これは試験に必須か?】
藤原氏の守護神として朝廷から特別待遇を得ていたことから
春日祭は天皇の勅使が参向する「三勅」のひとつです。
あと二つは?
上賀茂、下鴨神社の加茂祭、石清水八幡宮の石清水祭です。
【 春日大社の神の使いは鹿 可愛い置物です!】
2)愛宕、秋葉神社
愛宕神社のご祭神は迦遇槌命 (かぐつちのみこと)を
若宮に祀っています。
【 上から見る愛宕神社の階段!パーミルはどんなもんだろう?】
その本地仏が勝軍地蔵とされたことから武家の信仰を集めた
「愛宕の三つ参り」と言って3歳までにお参りすれば
火事難を避けられるとして、7月31日から8月1日参りすれば
千日功徳があるそうです。
秋葉神社の総本社は秋葉山本宮秋葉神社で
ご祭神は火之迦具土大神
愛宕神社のご祭神と表記は異なりますが、同じ火の神です
【 浜松にある秋葉山本宮秋葉神社 】
江戸時代に神輿を担いで東海道を下ったことから
全国的な信仰になったとされています
12月15日から「秋葉の火祭り」が行われることにも留意
秋葉神社は秋葉原の地名の由来だそうです。
AKBの皆さんは秋葉山本宮神社に参拝されるのでせうか?
キャンディーズのスーちゃん 故田中好子に
似ているような気がする渡辺麻友さんを応援しています
大分私情をはさみました。あしからず。
参向
神社検定公式テキスト① P.78 79 P.80 81
春日大社
http://www.kasugataisha.or.jp/
秋葉神社
http://www.akihasanhongu.jp/
今日学ぶ神社も二つ。
大阪の住吉大社と福岡の宗像大社
1)住吉大社
ご祭神は住吉三神と神功皇后です。
住吉三神の名前は底筒男命(そこつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)と
表筒男命(うわつつのおのみこと)です。
皆、イザナギが黄泉の国から帰ってきて
海で禊をしたときに生まれた神様です。
【 住吉大社の招き猫 カワユイですな 】
もうひと柱の祭神神功皇后が新羅征伐に赴いたとき
託宣を下して、これを助けたのも住吉三神です。
住吉は古くは「墨江」と読み
遣唐使はこの墨江の津(津とは港のこと)から
出航したのですが、住吉大社参拝後に乗船したとのこと
2)宗像大社
宗像大社は天照大神の三柱の御子神をご祭神とする宗像神社の総本社
三女神のお名前は 田心姫神(たごりひめのかみ)
湍津姫神(たぎつひめのかみ)市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)
田心姫神は 沖津宮(おきつぐう)、湍津姫神は 中津宮(なかつぐう)、
市杵島姫神は 辺津宮 (へつぐう)にお祀りしています。
この三宮を総称して「宗像大社」と言います。
【 沖津宮の沖ノ島は海の正倉院と言われています】
宗像大社は「道主貴(みちぬしのむち)」とも言います
「貴(むち)」とは最も高貴な神に贈られる尊称で
「日本書紀」には宗像三女神が「道主貴(みちぬしのむち)」
すなわちあらゆる道をお導きになる
最も尊い神として崇敬を受けていました。
ちなみに、平清盛が熱く崇敬した広島の厳島神社
安芸の宮島で有名ですが、この厳島神社のご祭神もまた
宗像三神なのです。
参考
神社検定公式テキスト① P.84 85 P.86 87
諏訪大社は2011年の大災害を予言していた!
いきなり妙な話で恐縮です。
諏訪大社の春宮において筒粥神事という儀式が
毎年1月14~15日に行われます。
そこで神様からの三行半を意味する「三分五厘」がでたそうです。
何とも不思議な話しですな。
その諏訪大社は諏訪神社の総本社で
ご祭神は建御名方神と、姫神の八坂刀売神を祀っています
【 信濃之国一之宮 諏訪大社 】
諏訪大社は諏訪湖を挟んで、上社と下社があり
上社は本宮と前宮、下社は春宮と夏宮から成り立っています
804年桓武店の時代に始まったという有名な「御柱祭」は
7年毎寅年と申年に行われ、上下両社から巨木を
8本切り出し、それぞれの社にに4本づつ柱を立てる祭です
【 有名な諏訪大社御柱祭 】
また、厳寒期に諏訪湖の氷の表面に生じる裂け目は
お諏訪さんの「御神渡り」(おみわたり)として有名です
白山は富士山、立山と並ぶ三大霊山の一つです。
白山とは単独の山の名前ではありません
御前峰(ごぜんみね)大汝峰(おおなんじみね)別山などの総称です
【 全国の白山神社の総本社 白山比咩神社 】
古くから水の神、漁業の神、祖霊の集まる山として
多くの人々の信仰を受けていました。
創建は崇神天皇のころ。約2100年前です。
全国に多数ある白山神社の総本社が白山比羊神社です
ご祭神は白山比羊大神(しらやまひめおおかみ)の他
イザナギ、イザナミの2柱の神様をお祀りしています
白山比羊大神は日本書紀に登場する菊理姫とされています
なお、白山山頂には奥宮が鎮まっています。
【 北陸鉄道石川線 鶴来駅に向かう7100系 】
参考
神社検定公式テキスト① P68.69 P72.73
諏訪大社
suwataisha.or.jp/
白山神社
ww.niigatahakusanjinja.or.jp/