ここからは神社検定公式テキスト①第3章の
「全国の神社の由来が知りたい」に入ります。
今日のポイント
・神仏習合から本地垂迹説、反本地垂迹説
・明治時代の神仏の関係
神社検定を監修する神社本庁によれば
日本の神社の総数は79,051社だそうです。
一説に寄れば神社本庁に属さない神社を加えれば12万社とも。
神社検定公式テキスト①の中で
全国的な神社の由来を記載しています。
全国に分社を持つ八幡社やお稲荷さん。
受験シーズンで取り上げられる天神さん。
勇壮な御柱祭で有名な諏訪大社
等々20の神社について取り上げています。
私たちが知っておくと良いのは、
各神社のご祭神、信仰の対象お祭りなどで
これを知れば願い事に適した神社が分かります。
また神社の中には神仏習合の影響が強く
仏教的な名称を持った神社があります。
例えば日吉社を山王権現、祇園社を天王社です。
仏教に加えて、修験道という山岳信仰の
影響を受けた神社もあります。
山形の出羽三山、和歌、山の熊野三社など。
ここできちんと押さえておくポイントは「本地垂迹説」
仏こそが神の真の姿「本地」であり
人々を救済するために神の姿で現れた「垂迹」であるという説。
平安時代には仏が主で神が従という考え方が
一般的であったようです。
この頃、神々は仏の仮の姿で現れたという考えから
「権現」という神号が生まれたと記しています。
鎌倉時代には神が主で仏が従の反本地垂迹説
「神本仏迹説」が発生してきました。
この順番も正確に覚えておきましょう。
一方、明治時代に入りこのような考え方が否定されます。
明治政府は「神仏判然令」を出し
神と仏を明確に区別するようになりました。
参考
神社検定公式テキスト① P.58 59
第1回3級試験に出題