神社検定の試験に合格するためには、公式テキストの2冊以上の読破が必要です。 実際に読み始めると、興味の持てる箇所もあれば退屈なテーマもあります。 そこで、各テーマの概要をブログの記事にして読み続けることで、退屈なテーマ学習の一助になるように考えて、また自分のおさらいをも含めてサラッと記事にしてみた。
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加茂社について
加茂社は2社あります。
一つは上賀茂神社。正式には加茂別雷神社
【 上賀茂神社 】
もう一つは下鴨神社。正式には加茂御祖神社
【 下鴨神社の御手洗社 】
・・・メモ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
下鴨神社では上の御手洗社で行われる「足つけ神事」
で無病息災を祈るつー祭りがあります。
この御手洗はみたらしと云い、私の好物のみたらし団子は
これが起源だということです。
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山城国風土記には下鴨神社のご祭神の玉依姫命が
加茂川から流れてきた丹塗りの矢を持ち帰り懐妊し
生まれたのが加茂別雷大神という話が記載されているとのこと
両社とも、平安遷都後に王城鎮護の神社として崇敬された
伊勢神宮の斎宮にならい、嵯峨天皇の御代から400年に渡り
斎王という未婚の皇女が斎院として祭事に従事してきたそうです
京都三大祭の一つ「葵祭」で知られる「加茂祭」が有名ですが、
下鴨神社の境内の森は『源氏物語』にも登場する「糺(ただす)の森」
もまた、都市部にありながら古代山城原野の植生を残す
世界でも希少な森としても有名です。
【 下鴨神社を空から見た写真です
約12万4千平方メートル 広大な森です】
この「糺(ただす)の森」の南隣にマンション建築計画が持ち上がり
侃侃諤諤の議論百出のようです。
そもそも神社というはお守りやおみくじなどの販売や賽銭
祈祷料、結婚式などが収入の柱で、普段の経費は賄えても
20年に1度の式年遷宮といった大事業は寄付金に頼らざるを得ないのです。
京都市も景観に配慮したものであればと理解を示しています。
私もやむを得ないことだと思いますが、
下鴨神社はそれだけの資産価値のある土地を所有していますので
こういう方法も可能ですが、地方の神社はどうすれば良いか?
神道は宗教というカテゴリーにあり憲法で国の関与を認めていません
今後、遷宮などという金銭のかかる事業をなしえない神社が
出てきても指をくわえているしかできないのは疑問ですな。
神社建築物は宗教的概念としてではなく
宮大工という伝統的建築技術・技能という点から
国庫の補助を認めてほしいものです。
参考
神社検定公式テキスト① P92. 93
上賀茂神社
http://www.kamigamojinja.jp/
下鴨神社
http://www.shimogamo-jinja.or.jp/