菅原道真公を主祭神とする天満宮、天神社といわれる神社
太宰府天満宮と京都の北野天満宮が有名です。
今日のポイント
・天神様の由来
菅原道真公は学問の神様で有名ですが
「とおりゃんせ とおりゃんせ、ここはどこの細道じゃ
天神様の細道じゃ・・・行きはよいよい帰りは恐い・・」
と、なんとも不気味なわらべ歌に歌われているのは何故か?
菅原道真はもともと名家の出身で
学問にも優れ右大臣まで出世します。
その優秀さゆえ、土岐の権力者藤原氏に疎まれ
無実の罪で九州大宰府まで流され、非業の死をとげました。
その後、道真を貶めた藤原一門に次々と変死事件が起き、
遂には宮中に雷が落ちるという事件が発生したため
非業の死を遂げた道真公の怒りであると恐れられました。
この頃、東国では平将門の乱や西国で藤原純友の乱が起き
世が乱れに乱れていました。
これらの災いを鎮め、平穏を回復しようとする信仰が生まれました。
これを「御霊信仰」と言います。

【 太宰府天満宮 楼門と梅 】
道真公の誕生と死去の日25日が天神様の縁日とされ
境内には道真公が愛した梅の花が植えられ
道真公の干支である牛の像を造るなど
【 北野天満宮の赤目の牛 なんとなくひょうきんな顔?】
如何に鎮魂に腐心したかが偲ばれます。
試験には出ませんが、
「東風吹かば 匂いおこせよ梅の花
あるじなしとて、春を忘るな」という道真公の短歌はいいですな。
参考