昇殿参拝は正式参拝とも言います。
私もあまり経験はありませんが
七五三と厄年くらいですか、正式参拝したのは。
今日のポイント
・昇殿参拝の作法
大切なお願いを叶えるためにする正式な参拝
それは昇殿参拝とも云います。
昇殿参拝には神職の方が指示してくれますので、それに従います。
基本的に、座る前と立った後に必ず「小揖」(しょうゆう)という
浅い礼をしなければなりません。
また拝礼の作法には「拝」(はい)と「揖」(ゆう)とがあります。
「拝」は最も敬意を表した礼で腰を90度折ります。
「揖」には45度腰を折る「深揖」(しんゆう)と
15度腰を折る「小揖」(しょうゆう)があります。
お祓いを受けるときは「深揖」(しんゆう)で、
祝詞奏上のときはさらに深く60度上半身を前に傾けます。
席に着いたら、神職が祓詞(はらえことば)を唱え、
参拝者の罪穢れを祓う修祓(しゅばつ)という行事を行います。
次に「案」という机に置かれた「大麻」(おおあさ)や
「塩湯」(えんとう)でお祓いをします。

白い紙が束になったものを参拝者の頭上で左右左の順序で祓ったり、
榊に湯をつけて振ったりするのを経験したことがありませんか?
それが「大麻」であり「塩湯」といわれるものです。
祭事は常にこの修祓から始まり、また神前に出るものは必ず修祓を受けます。
この修祓によって、私たちの罪、穢れを祓い、清らかな心になって
神様とのご縁をいただくことができるというわけです。
神饌はミケとも言い、神様にお供えする食事のことです。
本来なら参拝者が用意するべきなのでしょうが、玉ぐし料に含まれ
神社側で用意していることが一般的です。
参考
神社検定公式テキスト① P52 53