誰でも一度は手にしたことがあるでしょう。
絵馬、破魔矢について説明します。
今日のポイント
・絵馬の由来はどういうものか
・おみくじ、破魔矢、神札の起源は
神社の境内には絵馬を掛ける
「絵馬掛け」「絵馬殿」のいずれかがあります。
古くから馬は神様の乗り物とされ神馬と称される馬もあります。
絵馬は実物の馬を神様に奉納したことに由来するとしています。
私、この点チクッと疑問があります。
というのは我が国の神話に神様が馬に乗るシーンがほとんどないのです。
騎馬民族が日本列島の支配者であったという説がありますが
同じ理由からそうかな?って思います。
まぁ検定にはそういう学説がどうのこうのという問題はでませんが。
御神籤(おみくじ)は古代「くじ」で神託を伺った故事に由来するもの。
神社内の木の枝によく結んでいますね。
神職の方に言われたのですが、おみくじは「吉」「凶」が問題ではなく
そこに書かれていることを日々の指針としてほしいとのことでした。
破魔矢(はまや)は年頭に弓の技を競ってその年の作況を占う
年占神事(としうらじんじ)に由来する魔除けの飾り矢のこと。
お神札(おふだ)は「神符」(しんぷ)ともいわれ
神様の分霊、仮御霊(かりみたま)と考えられています。
我が家の神棚には真ん中に伊勢神宮の神札、向かって左側に鹿島神宮
右側に近所の氏神様の神札を祀っています。
神札の単位は「枚」ではなく「体」です。
神様自体は「柱」あるいは「座」と言います。
靖国神社には約250万柱の英霊(御霊)が
祀られているというように「柱」が一般的です。
これらのグッズを頌布している所は主に社務所ですが、授与所とも云います。
私も伊勢神宮参拝の際には、翌年用のお神札と絵馬を購入します。
ただし、あくまで絵馬自体の収集が目的です。
ですから、絵馬には何も書かず、当然それを納めることもありません。
参考
神社検定公式テキスト① P44〜46