今日のポイント
・神の住まい宿るところは何というか
・古代、神社は常設されていたか
ウィキペディアによれば、
神社の起源は、磐座(いわくら)や
神の住む場所である神体山などで行われた祭事の
際に臨時に建てた神籬(ひもろぎ)などの祭壇であり
元々は常設のものではなかったと。
【 日本最古の大神神社 ご神体の三輪山 】
古事記の研究で有名な立正大学の三浦教授によれば
古事記神話の内容はインドネシアに伝わる神話と
酷似しており神社信仰の原型は南方から黒潮に乗って
伝わった話の影響があると語っています。
ある植物学者は、植物学的見地から
神社信仰はアジア南方の亜熱帯系照葉樹林文化に付随する
習俗であると言っています。
いずれにしても、それらが日本列島の風土に適合して
独自の進化を遂げたということです。
高麗(こま)神社とか百済神社という名称を理由に
神社の起源を韓国とする珍説もありますが
李氏朝鮮が国教を儒教に定め仏教を排除しても、
仏国寺として今でも残っていますが、
神社の起源となるような信仰形態が残っていません。
起源を探るのであれば
神話の類似性や文化の類似性から考えるべきでしょうね。